・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

加入道山・大室山

2023/04/01(土)
報告者
加藤隆太郎
山域
丹沢
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程
報告

23-0401加入道山・大室山
 この報告書は一度書きかけたのだがやはり年度初めとあっていろいろなことがあり、さらにPCがおかしくなったりして書きかけたものがどこかへいってしまった。困ったものだ。自分がです。
6:30南大沢駅集合、週半ばの天気予報と違って実に良い天気となった。自分の晴れ男を信じられる気のするときである。吉村号に5人乗って出発、道志に向かう。道志道沿いには実に鮮やかな花木が家々の庭にあり咲き競っている。桃の花だろうかまだ咲いている桜に交じっていくつもの色の花々が見事だ。見とれてしまうほどだ。
今回は神ノ川ヒュッテ前から登りたかったのだが、肝心の神ノ川林道が工事中のため通行止めとなっておりやむなく道志の湯を過ぎてしばらく行ったところにある駐車場に車を置いて加入道・大室を目指すこととなった。まあ山に入れれば文句はない。それにこの上天気だ。気持ちがよい。
今回のコースは大きな問題はないが従来の登山道が崩れて新しい道が示されているのだがこの道も一部崩壊があり2か所危ないトラバースがある。落ちてもケガをするぐらいで命にかかわるものではないが気を付けて進む。
 何十年か前この辺りを歩いていた時、私は昼食だけを入れたぺらぺらのザックで歩いていたのだが、大変な荷物をしょった人に出会ったことがある。60ℓはあろうかと思われるザックを膨らませて、なお両手にレジ袋を提げて歩いてくるのだ。まだ雪が少し残っているのだが何かこう薄汚れた感じの靴、服装であった。正式な役職名は忘れたが、登山道をパトロールしながら歩き異常がないか確かめる仕事らしい。なんとこの人はこれからずっと丹沢の避難小屋を泊まり歩いて11泊するのだそうだ。そのためのシュラフと食料、飲料を買い出しして持って歩いているのだそうだ。今はよく覚えていないがずいぶんいろいろなものを持っていた。思い出せるのは高野豆腐ぐらいだが。実に重そうでさすがに少しばて気味だった。休憩すると荷を軽くしたいのだろうと思うが500mlのペットボトルを1本開けてしまう。後で困らないかと思った。しかし数えたことはないが11泊もできる避難小屋が丹沢にあっただろうか。連泊もするのか。そうだ思い出した。山中湖の平野から登ってきたと言っていた。菰吊山のあたりであったのだ。となると大室山からはかなり離れていることになる。
 11泊するのだったら食料は何を持っていくか。11日だから31食ぐらいは必要となる。私だったらパンを20個=10食、カップ麺を15個=15食、アルファ米のごはん10個=十食併せて35食か、何だか飽きそう。
それに水、とても11日分の水は持てないから、途中で沢水をくむことを考えなければいけない。それにしても大変な荷物だ。
 その人は身なりに似合わない良いカメラを持っていて、沢登りの写真を見せてくれた。どこの沢だったのか滝が写っていた。沢も一人で行くと言っていた。この人に富士山を見るんだったら石割山がいいよと教えてもらったのだ。山を歩いているとまれに記憶に残る人に出会うことがある。
 今回の昼食で、そういえば吉村さんがカップ麺を食べているところを見たことがないことに気づいた。「即席ラーメンを食べるとのどが渇くので私は食べないんですよ。」と言っていた。今日は鮭のほぐした身を混ぜたおにぎりと肉団子、ミニトマト(みんなにも配ってた。)あともう一品何か食べていたが忘れてしまった。私のカップ麺と菓子パンと比べると実にバランスの良い食事になっている。さすがだ。ワンゲル出身。関係ないか。
 今回は庭に植える果樹について書こうかと思っていたが今回はやめておきます。
 吉村リーダー、皆さん楽しい山行をありがとうございました。