・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

乾徳山(2031m)

2021/06/12(土)
報告者
西山
山域
奥秩父
ジャンル
ハイキング
天候
曇り 時々薄日さず 
行程

乾徳山登山口駐車場8:50→登山口入口9:15→錦晶水10:30→月見岩11:10→12:30乾徳山13:35→月見岩14:30→道満山15:25→徳和峠16:00→16:10乾徳山登山口駐車場 

報告
空模様には、予報もあってよくなる期待をかけていた。 6:30に調布集合(吉村号)、南大沢集合(加藤号)、重本Lは松本を6時頃出発とか。それぞれが乾徳山登山口バス停駐車場へ向かう。30台ほどの駐車場は満車と、8時過ぎに着いた重本Lより連絡があり少し下の臨時駐車場へ集結した。 近くの乾徳公園にはトイレもあり支度を整え、8:50スタート。気温20度。橋を渡り集落の中徳和川沿いの車道歩きで160m程の標高を稼ぐ。登山口890mに着いたのは25分後。休みも取らず、みな軽い足並みで樹林帯の中ぐんぐん標高を上げていく。 振り落とされまいと歩きに集中する、汗がふきだす。1000mを超えたあたりで休憩。銀晶水はしずくのような細い水がでていたがそれを見送りながらもくもくと歩く。広葉樹の樹林帯に入って周囲が明るくなると、やがて滔々と水が出ている錦晶水に出る。すでに標高1500m以上だ。談笑しながら、汗を拭き、冷たい錦晶水を汲み、カロリーを補給してリセットする。 いったん開けた国師が原十字路からヒュッテの建屋を左に見て、マルバダケブキの群落が左右に広がる急登を上がる。11:10登りきると月見岩が出迎えてくれる。周りは広く草原状で穏やかな雰囲気。月見岩は4,5メートルの大岩で登りやすく、登れば眼下に甲府盆地や遠くの山並みが広がり胸のすく展望。のはず。今日は、薄曇りで町並みも山並みも隠れている。その扇平からしばらく行くと樹林帯、そして岩が多くあらわれ、全身を駆使して登る。鎖で上がる剃刀岩のあたりで登りと下りのすれ違いで少々渋滞。早出の登山者が続々と下りてくる。 やげて山頂直下の鳳岩へ。10人以上が並んでとりつきを待っている。支点が一本鎖なので、みな慎重に登りきるまで次に取りつかない。12:30、乾徳山山頂2031m、岩が重なる山頂は大勢の登山者で賑わっていたが、超ド級の展望はお預けで富士山が雲の上に浮かんだように姿を見せているのと、薄曇りの合間に近くの山のスカイラインが少々。 山頂から少し下りて昼食、ロッククライミングしている若者が見える。終わったあとロープを肩掛けにしてまとめる姿が遠目に美しい。ゆっくり昼食をとったあと、扇平へ向かう。 途中の髭剃岩は大岩が真っ二つに割れた様相で隙間30㎝か40㎝、割れた先に向こう側が見えて、ぐいぐい入り込んで10mぐらい進むと切れ落ちている。一人ずつ端までいき、オー!ワー!などと歓声を上げる。 14:30扇平から進路を道満尾根にとることになった。まだ道満山1314mというピークがある。少し雲が薄くなり日もさすことしばしば。暑さも感じるが明るい日差しは山を際立たせる。しばらくはミツバツツジのトンネルが長く続く緩やかな歩きやすい道。岩にへばりついたり、鎖を駆使したりで気が抜けなかったが、鮮やかな緑のトンネルに気持ちがほころぶ。 とはいえ、扇平から800m以上下りなければならないので、緩斜面と急斜面のかけあいだ。 徳和峠、林道に下りたのは16:00。翌日も山行のメンバーが半分、帰路につくもの半分。明日へのエールと渋滞へのエールを送り合い、初夏の手ごたえある山行を終えた。 、