四国 石鎚山
20210504石鎚山
昨日は夜に到着、山行としては遅い時間だったが例のように食事宴会を楽しみ、よく眠った。夜中にトイレに起きると満天の星空、東京で見る星々と比べると本当に明るい。このところ新月だから余計に明るく感じる。
今朝は登山口近くのテント場なので移動が少なくその分気楽だ。昨日は荒天であったが登山者は今日より多かったとの、駐車場の派手目のおねーさんの話、今日は天気が良い。
リフト乗り場に行く途中に像が多い。役小角の像それを囲む何体もの像がある。
リフトを降りて歩き出す。時折大きく視界が開け石鎚の山々が見える。石鎚山という独立した山はない。見上げると岩稜の山々が重厚に並んでいる。昨日の雪も残っている。降りてきた下山者に聞くとアイゼンはなくとも大丈夫とのことで助かった。
石鎚山には夙に有名な鎖場がある。ためしの鎖、一の鎖、二の鎖、三の鎖とある。ためしの鎖は全員で試してみた。鎖は一つ一つがかなり大きく重い。指でも挟むと怪我しそうだ。
頂上付近はやはり岩稜だ。石鎚神社が山頂にある。そこから見るとさらに二つの岩峰が見える。空は快晴だ。下から見た時もなかなか迫力のある山だったが、天狗岳の頂上を踏むためにはあの岩峰に登らねばならない。それではと岩場を下って登り返す。
天狗岳の山頂は写真を撮る順番を待った。今日も山頂には次々登山者が登ってくる。昼食を摂りゆっくり下山にかかる。少しだけ我々は登り始めたのが早かったようで混雑にはわずかの差で会わないでいる。
帰りは鎖場を巻いて降りる。途中石鎚の山々がよく見える川原に出た。山をバックに写真を撮る。朝登るときに見た山の残雪がすでにだいぶ減っている。
今夜のテント場がコロナによる休止のためなかなか見つからない。そこで「ホテルも当たってみますか。」ということになり、Sリーダー、Nさんがスマホで探してくれる。アパホテル高松空港が何と一人3400円で泊まれるとのこと、Nさんがスマホで予約をしてくれた。ここら辺が私やYさんではできないところだ。
アパホテル高松空港は空港に近い立派なホテルだった。4人一部屋でダブルベッド2台セミダブルベッド2台がある広い部屋だった。これで朝食付き、展望風呂が付いているとは安く泊まれたものだ。Nさんのファインプレーだ。
夕食の買出しに行き、風呂に入った。何と贅沢な時間だろう。お風呂の湯が体にしみる。山は終わりあすは予備日を使って観光するだけだ。三日ぶりのベッドは天国の寝心地であった。