・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

四国 剣山

2021/05/01(土)
報告者
加藤隆太郎
山域
四国
ジャンル
ハイキング
天候
曇り時々晴れ
行程
報告

20210501中国四国 剣山
 本日1日から5日まで中国四国地方の山行である。百名山の剣山、石鎚山、大山に登る。5日間のうち2日は予備日であるが、これで上手く登れるかどうであろう。5日全部が晴れとは考えられない。雨天と晴天の間をかいくぐり三座の山に登りたいものだ。

 今日はまず羽田から高松へ飛行機で行き、今日の内に剣山に登る。さて天候だが、この時期には滅多にない大きく強い寒気団がシベリアから南下している影響で天気は下り気味である。飛行機が高松に近づき着陸体勢をとり下降し始めるとがくんと急下降する、一度目の着陸はうまくいかずまた上昇する。下降を開始するとまた同じく急な下降が起きる。飛行機に酔った人が多く出たようだ。私たちの周囲でも子供を中心に何人もの人が、俯いて袋に顔を押しつけている。2回目の着陸体勢で無事着陸。到着は30分遅れた。
 空港近くのレンタカー店に車で送ってもらい、荷物を積み込み剣山に向かい出発する。
山道にかかるとどうしても道は急カーブを繰り返す。ここでYさんとNさんが車酔いの症状を呈する。Nさんは話を聞くと昨日仕事が遅くまでかかり、今日は朝が早くろくに寝ていなかった。睡眠は1時間ぐらい、それでは酔ってしまうのも無理からぬことだ。
 林道を上がっていくと雨が降ったり止んだりの状態で寒い。おまけにリフトが止まっている。聞いてみると雷があったので安全点検のためだそうだ。リフトに乗れないと時間的に厳しいことになる。カッパを着たりスパッツを着けたりして待つこと10分ほどすると、リフト乗り場より運転を再開するとの放送が入り一安心した。
リフトの最終時間を確認すると16:30、どうやらのんびりとはしていられないようだ。素早く登って降りてこなければならない。
早速リフトに乗り込む。登るほどに風が強く、寒い。リフト到着、かなり登った。身支度を調えて出発。Sさん先頭にとばすこととばすこと、おそらくコースタイムの半分ぐらいのスピードだ。頂上近くなって木道が続くがここいらで樹林帯を抜けるので風が強い。風速20㍍を越えて瞬間的には30㍍近く吹いている。向かって右手から吹いてくるが身体が時々持って行かれそうになる。踏ん張って進み、山頂記念の写真をとってあたりを見渡す。いくらかガスが切れて景色を目に焼き付ける。頂上はなだらかでひろい。晴れていればさぞ気持ちの良いところだろうと思われる。
下山にかかるが、飛ばしたおかげで時間はたっぷりとなった。ゆったりと下る。普段も風が強いようで木々の枝だが皆同じ方向を向いている。

テント場へは薄暗くなって到着したが、吉野川沿いの良いところだった。そして無料。
手早くテントをはって食事の準備をする。6人用テントに4人なのでゆとりがある。
 しかし、YさんとNさんは飛行機と車の山道で胃をやられて食欲が無く、今夜はお気の毒にお酒も入らないようすであった。今日は早めに寝よう。夜空を見上げると見事な星空である。明日は晴れてくれるかな。