・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

甲武信ヶ岳

2020/07/05(日)
報告者
瀬川
山域
奥秩父
ジャンル
ハイキング
天候
曇り
行程

つつじヶ丘駅4:00集合 → 6:20 徳ちゃん新道入口 → 8:00 合流点 → 10:00 甲武信小屋 → 10:20/10:55 甲武信ヶ岳 山頂 → 11:10 甲武信小屋 → 12:30 合流点 → 13:55 徳ちゃん新道入口

報告

夏のアルプスの前に2000m超を歩かなきゃ、ということでアクセスしやすい甲武信ヶ岳の西沢渓谷へ。各自のトレーニング計画に沿ってそれぞれザック重量を決めて臨む。私は比較的軽めにした。10kgオーバーを背負い、脚力のある同行者2人が私に先頭を行くよう自然な空気を送ってくる。もちろん受ける。しんがりを歩いて離される切なさは昨年身に染みているのだ。

肌寒く、ガスのかかったルートを歩き始める。間もなく汗だくになる。ゆっくり登ったつもりが、案外いいペースで標高1869mの分岐点に着いた。小屋から下りてきた若者2人とすれ違い、稜線に10時前に到達。先頭者の任務を無事に果たすことができホッとする。風が少し強くなった。急登の後の山頂では先客が1人。雨は降りそうもないが日も差さない。風が一瞬だけガスを持ち上げて国師方面へ伸びる緑の稜線を見せる。だが、本日の眺望はそれでお仕舞い。2600m超の標高。身体が冷えてきたのでそそくさと下山の支度にかかった。甲武信小屋の前で、どこか雰囲気のある1人がガスを眺めて考え事をしていた。本日出合ったのはこの4人だけ。

下りは楽しくお喋りをしながら標高を下げる。再び汗がどんどん出る。14時前に登山口。顔をバシャバシャ洗ったりシャツを着替えたり。展望は楽しめなかったもののトレーニングの目的は達成。小仏トンネルの渋滞も少しだけで済み、一日を有効に過ごすことができた。そう、早起きは三文の得というやつです。

前日の強風のためだろうか、生々しい
ガスの中を歩く
合流点。時間の貯金ができて安心する
唯一の遅咲きシャクナゲ
山頂。夏山でも防寒具が必須
少々明るくなった下山路