武甲山忘年山行
秩父鉄道 浦山口駅9:10⇒橋立鍾乳洞有料駐車場9:20(集合場所、点呼10分)⇒林道終点10:30⇒長者屋敷の頭11:30⇒武甲山山頂12:30(昼40分)⇒長者の頭13:50⇒林道終点14:40⇒橋立鍾乳洞15:30⇒浦山口駅15:40 解散
今回の山行は、S企画部長さんが忘年山行として企画してくれたものである。年末の忙しさ、少し行き慣れていない山域のためか、思ったより参加希望者が少なめであったのは残念だったが楽しい山行であった。気に掛かった天候も崩れず、初冬の紅葉が沢に錦を飾る山道を頂上まで堪能した。
武甲山(ぶこうさん)は、埼玉県秩父地方の秩父市と横瀬町の境界に位置する山である。秩父盆地の南側にあり、標高は1,304メートル(元は)。日本二百名山の一つに数えられる。
しかし、そんなことより山容が大きく変化するほどに削られた山、セメントの原料である石灰岩が採掘された山としてよく知られている。
武甲山は北側斜面が石灰岩質であり、石灰岩の採掘が現在でも盛んに行われている。登山中も岩を砕く重機の音、崩した岩を移動させるブルの音が聞こえていた。
石灰岩採掘により山容の変化は著しく、旧山頂は既に失われてしまった。(今は標高1295㍍だそうです。)明治期よりセメントの原料として採掘が始まり、特に1940年(昭和15年)に秩父石灰工業が操業を開始して以降、山姿が変貌するほど大規模な採掘が進められ、とくに北斜面で山体の崩壊が著しい。またこれにより旧山頂にあった縄文時代から近代までにいたる歴史のあった信仰遺跡、巨岩群も破壊され、完全に消滅してしまった。山名の由来は日本武尊が、自らの甲(かぶと)をこの山の岩室に奉納したという伝説が元禄時代の頃から定着した。(ウィキペディアより)
始めは橋立川沿いに林道を行くが、山全体が岩であるため水が方向を変えながら何段にも分かれて流れ渓相が実にうつくしい。さらに黄葉が散り敷かれた川と道であり良かった。
ただ登り始めに地元の方に「崩れている箇所があるので気をつけて」と言われたが、林道が川に落ちかけているところ、崩れで道がふさがっている箇所があった。(これはSさん確認済みでしたが)。林道を終えて、約2時間で山頂へ。風はないものの寒い。設置された温度計には0度とあるが、「もっと寒い。」とはYさん、「風があったら大変だ。ここにはいられない。」など言い合って食事。カップ麺が体が温まりおいしいが、雨でも降ったら行動食になるやもと考えたYさんたちはカップ麺がなく「うまそうだな。」はお気の毒だった。
曇ってはいるものの山頂から北側の眺望は実によく、秩父市小鹿野町、遠くの山々まで見通せた。
記念写真を撮って寒さのためそうそうに下山。予定より1時間以上早い時間だ。これから忘年会組と車で直帰組別れ解散。
まことに楽しい山行でした。Sリーダー、参加の皆様ありがとうございました。