表妙義(白雲山→金洞山)
・12/9(日):(関越道)所沢IC:0530→(上信越道)松井田妙義IC→道の駅みょうぎP:0700→妙義神社:0710→大の字:0825(懸垂練習)→辻:0850→見晴:0920→大のぞき:0950→天狗岩→相馬岳:1050→バラ尾根→堀切:1220→鷹戻し:1255→東岳:1320→主脈のコル→中の岳神社→:1610→(タクシー)→道の駅みょうぎP:1640→(温泉・ごはん)→帰京
昨年に続き2年連続の「表妙義」、今回は「企画研修部」の山行。昨年と同じ「妙義神社」を出発して「中之嶽神社」に降りるコース、2度目なのでトップを仰せつかる。
気温は零下、「妙義神社」の石段を登り登山道に入る。なかなか体が温まらないのでついついオーバーペースとなってしまう。40分で「大の字」に到着した。 懸垂下降が久しぶりというメンバーがいたので(よく考えたら自分も)「大の字」の登りでマッシャー、下降で懸垂の練習をしてから本番に臨む、ここで4、50分くらい時間を使った。
昨年は、3回ロープを出してもらったので今年は無しで頑張りたいところ。
「辻」を過ぎて「奥の院」、ここからが上級者コース。 この先は鎖場の連続となる。「見晴」まで一気に高度を上げて行く、岩の壁が次々と待ち受けるが鎖があるので安心、まだセルフを取る箇所はない。 ここから「大覗き」までは「ビビリ岩」「背びれ岩」と痩せた稜線と鎖場のアップダウン、それでも核心部はまだ先だ。 「大覗き」の先に長い下りの鎖場が待ち受ける、30mはある鎖場の下りなんてそうはない、足元に気をつけて、慎重に降りる。 「キレット」~「天狗岩」を通過し無事に「相馬岳」のピークを踏む、時間は10時50分だ。少し挽回したのでここでお昼休憩、と思ったが寒いので早々に切り上げて「堀切」に向かう。 「堀切」は「鷹戻し」に向かうかエスケープして降りるかの分岐点となる。到着時間とメンバーの体力(気力も)次第で下山の判断をしなくてはならない。 少しペースを上げる、危険箇所ではセルフを取りながら12時30に「堀切」に到着した。ほぼ計画通りの時間に挽回した。
時間、体力などメンバーで相談して、当初の計画通り「鷹戻しの頭」へ向かうこととする。
少し北側を巻いて、セルフを取ってのトラバースをすると、ようやくその先に垂直にそそり立つ岩壁が見えてくる。あれが「鷹戻しの頭」、不安と期待。 3、40分で直下に取り付いた。ここからは鎖とハシゴが、60メートルも続く核心部となる。前回はロープを出してもらったが、リーダーが皆の力とコンディションを判断して今日はロープ無しとする。鎖にセルフを取って、60メートルをよじ登る、早く通過したくて思わずハイペースとなるところを、リーダーから途中で休みながら登るようにと、冷静なアドバイスがあり我にかえる、有難い。2人のKさんも慎重、且つ、スムーズに登り、あっと言う間にピークを踏む。時刻は13時20分、皆が安全に登れて一安心。
ホッとしたのも束の間、日暮れが迫る中を早々に下山する。しかし、ここからも気が抜けない、高度を上げた分を一気に下げて行く。昨年も迷いそうになったが、トラロープが横に張られ、まるで侵入禁止みたいになっているチムニーが出現。10メートル×2の懸垂下降の場所。最初の10メートルは鎖を頼りに降りたが、2段目はロープの懸垂が安全で早いと判断し、懸垂下降とする。「大の字」での訓練もあり、皆スムーズ。
この後、「中ノ岳」の下降でもう一度だけ懸垂下降に頼ったが、ロープを出したのは、今回は2度だけだった。
ほこらが祀られている「中ノ岳」をクリアすると、あとは降りるだけだ。 最後のピークの「中ノ岳」へと向かう。そして、ピークを超え、降りたところでハーネスなどの登攀装備を解除。
20分で「石門分岐」に着いた。この先に危険箇所は無いので一安心。ここから「中之嶽神社」までは20分あれば大丈夫。40分後にタクシーを予約してのんびりと下山した。
リーダー、メンバーの皆さん、充実した山行に参加させて頂きありがとうございました。皆さん色々なアドバイスのお陰で安全な山行が出来ました。
<メモ>
この時期の「妙義」は空っ風が吹き下ろしていて、稜線では体がすぐに冷えてしまうため、短い休憩でも長時間歩ける体力が重要だと痛感しました。
※構内タクシー0273 85 6850がおススメ。
電話予約は「石門分岐」からdocomoが良い。
「道の駅みょうぎ」までは約3千円