根羽沢/大薙沢(尾瀬/片品川)
<大薙沢左俣遡行~右俣下降>
大清水P0535--0670物見橋0620---0622F1(ロープ出す・最初の一歩だけ悪い)--0643F2(へつる)--0840大滝(ロープ出す・中間のステミングが悪い、右に逃げられる)--1040稜線--1050下山標識--下山開始1105--1330F1懸垂個所--入渓地点
前日の夜に出発し、大清水Pにて前泊。駐車場は広くて、テントを張る場所には困らなかった。小宴会を始めたら話が盛り上がって就寝したのは12時を回った頃だった。朝早くに起きて、いよいよ出発。とても良い天気の中、林道を歩き入渓点に到着。入渓点のある物見橋付近には広い原っぱがあり、前泊はそこでもできそうな感じだった(実際に焚き火跡などがあった)入渓前にYリーダーからトランシーバーを預かり、初めて手にする機械にワクワクしたY田。入渓してからしばらくは、朝日の木漏れ日がキラキラと輝いていて、序盤で既に来てよかったと思ってしまった。最初の大釜のある滝ではロープをリーダーに出していただき、順調に登り続ける。そして3段20メートルの大滝に辿り着き、リーダーにロープを出していただく。登るためにずっと水流の中に手を入れる必要があったので、登り終わった後は手が痛いほど冷えてしまった。秋が近づいた沢では水温が低いので、安全に登るためには慎重かつ素早く登る必要もあると感じた。また、少しでも危険があるところで自分の番を待つ時は、直ぐにセルフビレーを取る癖をつけていかなければならないということも改めて学んだ。その後は源流部を詰めて稜線へ。稜線に出る前の藪漕きはY田にとって初体験。笹を掻き分けて登ることに魅力を感じてしまった。稜線に出て直ぐに下降点に辿り着き、いよいよ右俣を下降。右俣はガイドブックにも「どこまで続くの??」と思わず口に出てしまうほど長いナメと書いてあったが、本当に「どこまで続くの??」と思ってしまうくらい美しいナメが延々と続いていた。右俣の下降ではほとんど危険な場所もなく一箇所だけ懸垂下降をして入渓点へ戻って来た。帰り道の林道では薄っすら紅葉が始まっていて心地良い気持ちで駐車場まで歩くことができた。楽しいことづくしで沢の魅力をたっぷりと感じることができた。素敵な山行に参加することができ、Yリーダー、Mさん、M木さんに心から感謝したい。本当にありがとうございました。
四季Googleフォト https://photos.app.goo.gl/tPXU3C9O4CwLzRlJ2
●この時期の尾瀬は結構寒いです。前泊も3シーズンシュラフが快適でしょう。
●北向きの沢のためか、午前中は日が当たらずやはり寒く感じました。午後は日が当たって来るので暖かいです。
●核心の大滝はスラビーな岩をステミングで上がります。滝の右側を登るのでスリップしても下までは落ちないと思いますが注意が必要です。最悪自信がなければ右の草付きに逃げられます。
●ツメはガレた沢に出てしまい方向転換しました。藪漕ぎはウエアの穴開きが心配ですねー(貧乏性なもんで・・)
●今回松木はフェルトでしたが、秋ならラバーでオッケーと思いました。