常念岳
26日:稲田堤4:00~調布4:30~安曇野IC7:00~冷沢小屋7:50~一ノ沢登山口8:10~王滝ベンチ8:55~胸突八丁10:20~最終水場10:40~常念小屋11:20
常念小屋12:20~東天井岳14:30~横通岳15:30~常念小屋
27日:常念小屋4:00~常念岳5:00~常念小屋6:30~一ノ沢登山口9:00
26日:前日までは、今日は曇時々雨予報であり、来る途中の高速道路でどしゃ降り…。不安ではあったが、天気予報を確認すると晴れ予報に変わっていた。とりあえず現地まで向かう。駐車場では雨も止み、青空も見えていた。
駐車場から一ノ沢登山口まで、約20分。登山口はトイレや相談所の立派な建物があった。
登山口からは、樹林帯の中をくぐり、沢沿いを歩く。何度も丸太の橋を渡り返し登っていく。(水の流れる音を聞いているだけで涼しく、癒される)細かく赤テープや赤字で登山道が印されている。が、直前まで雨が降っていたからか、山道はドロドロ状態である。
胸突き八丁からはジグザク登りが始まり、一気に高度をあげていく。所々谷川が深く切れ落ちている所を通過し、最終水場へ着く。そこで計3㍑の水を汲む。ここから常念乗越まで約200㍍強担ぎ上げる。急に荷物が重くなり更に急登。息を切らせ40分。ようやく常念乗越にたどり着く。視界が開け、常念小屋の先には穂高連峰から連なる槍ヶ岳が目の前に飛び込んでくる。思わず歓声を上げる。
受付を済ませ、テント設営し昼食&ビールを頂く。大展望を見ながらのご飯は格別である。
思いもよらず早く着いたので、食後の散歩に出かける計画をたてる。常念岳とは反対の大天井岳方面を目指す。
テント場から始めは急登。ほろ酔い気分で息ははずむ。横道岳まで登りつめると思いきや、登山道は左に巻いており、緩やかで見通しが良く、絶景を見ながらの稜線。ルンルン気分で足を進める。遠くに見えるは東天井岳であろうが、何処か頂上か分からない。行けども行けどもたどり着かない。みるみる大天井岳が目の前に近づいてくる。が…まだまだ先は長い。テント場からすでに2時間が経過している。そろそろ引き返すことにする。
しばらく歩いていると、登山道ではなさそうな場所(上の方)から下りてくる2人のPがいた。な…何と昨年まで入会していたKさんに出会う。100高山を目指していると言う。東天井岳はその1つらしい。早速東天井岳の道を教えてもらい、登ることにする。10分足らずで山頂に着く。ついでに、来るときは巻いてしまった横道岳にも登り下山(テント場まで)する。計4時間と長い散歩は終り、再びビールで乾杯!!
28日:3時起床4時出発。すでに3時にはツアーであろう人達(20人位)が、ザッザッと足音をたて歩き始めている様子だった。4時はまだ辺りは真っ暗であるが、またまたツアーの人達(30人)がヘッドランプを着けゾロゾロ歩いている。まるで富士山状態である。
常念小屋からはゴロゴロした岩の登山道をジグザクに登り、一時間程で頂上へ着く。頂上はとても狭く、頂上の祠は並んで撮す。場所を変え、穂高岳から大キレットを挟んで槍ヶ岳に連なる北アルプスの主稜線の眺めは最高である。しばし光景を目に焼き付け、日の出を拝み下山する。
テントをたたみ、足早に登山口へ向かう。天気も良いせいか、登って来る人達と大勢すれ違う。50人以上はいたと思われる。
今回の山行は、今年5月の連休で計画していたが、行けなかった為リベンジ山行である。2週間前(鷲羽岳、水晶岳)からの景色と反対側から見る展望も不思議な感じ。又、空身の散歩でも偶然にKさんと出会いに驚き、とても嬉しかった。天気にも恵まれ、絶景を見ながらの稜線歩き、とても楽しい経験ができた。
今度は雪のあるとき、またこの絶景を見てみたいと思った。