月山・山スキー
4月9日(土)
東京から福島・花見山見物、寒河江SA・チェリーホテル泊
4月10日(日)
(1)08:40ペアリフト終点→9:05姥ヶ岳山頂9:25→(滑走)→ペアリフト始点
(2)姥ヶ岳山頂11:00→(滑走)→ペアリフト始点11:20
(3)姥ヶ岳1600m地点13:00→(滑走)→駐車場13:25
4月10日は月山スキー場開き。バックカントリー好きが待ってましたとばかりに集まる日のようで、麓の志津温泉は一杯で泊まれず。それでもリフトの動く8時前に駐車場に到着し、リフト終点からとりあえず正面の姥ヶ岳登頂にかかる。いい天気。でも、山頂で眺望を楽しむうちに月山に早くも雲がかかり始めた。
月山の山頂へ至るには長いトラバースの先につぼ足でしばらく登るということで、山スキーとしてはあまり楽しくないのだと聞いていた。実際、たしかにそのように見えた。そこで、まず目の前の滑走を一回楽しんでからまた考えましょうということにした。だが、姥ヶ岳を二度目に登りかえしたときは月山はほぼガスに覆われてしまった。三度目に登りかえしたときは姥ヶ岳にもガスが立ち込め、10メートル先も見えない。ガスが少しでも薄くなった時を見計らって少しずつ滑走したが、だだっ広い雪原でのホワイトアウトの難儀さを実感。月山へ行かなくてよかったねと話し合う。
雪はスキーには滑りやすいザラメ。ガスさえなければ開放感たっぷりの滑走を楽しめる。開場初日のキャンペーンでリフトの一日券が格安だった。だが、リフト区間は滑ってもあまり面白くないので、結局どこかをハイクアップすることになり、回数券で正解。湯殿山の方面へ回って駐車場の先までロングランを楽しむのもよかったかもしれないが、それは次回のお楽しみ。月山の山頂を極めずともそのありがたい姿を拝めたし、一帯が月山の懐であることに違いはないので、不思議と満たされてしまったスキー山行だった。