丹沢 小川谷廊下遡行
10月11日(日)丹沢湖畔 玄倉バンガロー(前泊)
10月12日(月)7:00小川谷 穴の平橋P~7:30P出発
8:20小川谷出合 遡行開始~16:20遡行終了~17:30 P到着
小川谷廊下の名のごとく、細い谷間を勢いよく流れる滝と岩、ゴルジュの造形美が綺麗な沢でした。そしてリーダーWリーダーの上手さが際立った沢登りでした。
新潟方面の天候不良により、丹沢湖畔ロッジ宴会+小川谷廊下遡行に変更となりました。初日はO氏の釣り道具で初釣りに挑戦しましたが、魚に嫌われつまみは取れず。O氏提案ラーメン鍋の長い宴会となりました。 翌朝好天の中、車で穴の平橋P。少し戻った所の小さなケルンが小川谷へ下る目印です。この沢は比較的水量が多い事、2級の沢と聞き緊張し入渓です。この日は幾つか見たのネット上の写真より水量が多いと感じました。初めの大きなチョックストーンの通過に時間がかかりました。滝の下にある木と残置スリングが使用できず、O氏の肩にWリーダーが立ち、滝中の残置スリングに鐙をかけようと試みたのですが、残置スリングが切れていて断念。修行者のように滝に打たれて頑張ったO氏の健闘を称えます。結果結構困難な高巻きとなり、懸垂で沢に降りる時も着地点が難しく苦労しました。その後は大小様々な綺麗な滝を越えたり巻いたりへつったり、怪しい所はマッシャーで登りました。今回は何回もマッシャーを使いました。名物の大岩は幅広滑り台のように本当に大きく斜めで、フィックスロープがあります。面白いです。そしてやっと石棚のゴルジュに着きました。白っぽい石棚に滝が右や左へと連続して勢いよく流れていて、綺麗な情景の中迫力のある遡行を味わえます。がここで(曲り滝の右側のへつり?)、泳げないMが2回ドボンし、3度目の正直でやっと突破しました。ロープに助けられました。気を取り直し次は長い石棚の登攀です。その後も気を許せない滝やへつりや巻きが幾つかあり、時間も気になり始めピッチが上がります。寒いなんて言っていられません。そしてやっと下山道の中ノ沢経路に出ました。その下山道も足場が悪く、途中崩壊の為に分かり難い道でした。今回2級の沢を経験し勉強になりました。ラストを歩く大きな(けど痩せましょう!)O氏がとても心強く、またM木さんのロープの扱いは流石でした。そしてWリーダー本当にお疲れ様でした。