・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

唐松岳~不帰3峰~白馬三山 (その3)09/22

2015/09/19(土)〜09/22(火)
報告者
加藤(真)
山域
ジャンル
岩稜縦走
天候
晴天
行程

3:00起床→5:10天狗山荘出発→5:25稜線→6:15白馬鑓→7:25杓子岳→8:45白馬岳頂上宿舎着(大西・吉田)→吉田さん山頂ピストン→9:45頂上宿舎出発→10:10岩室跡→12:10ー20白馬尻山荘→13:10猿倉荘

報告

天気に恵まれ続けた山行、いよいよ本日が最終日。
昨日の全員寝坊(!)が、皆気になっていたのか、誰ともなく予定より30分早い3時に起床。外は真っ暗。星が綺麗だ。
が、ここでアクシデント発生。Kの首が動かず、首から上が別物のような感覚。丁度一年前に女峰山で痛めた時と同じ状態。うーん、困った。今日が一番の長丁場なのに。
「3度目の正直」と、メンバーの中で一番白馬岳への思いが強いYSさん以外は白馬岳頂上宿舎迄、そこから全員で大雪渓を下り、下山とした。
テン場から鑓ケ岳迄は夜明けと共に雲海を眼下に稜線歩き。これまた絶景。ここから杓子岳までは巻道を取らず、登頂。鑓ヶ岳から見た杓子岳の巻道は、名画「アラビアのロレンス」の1シーンの様だった。上がったり下がったりしながら、丸山に向かい、この辺りからすれ違う人が徐々に出てきた。そして、自分たちの通ってきた道を振り返る。綺麗だ。なんて大きな風景なんだろう。
クライマーY子さんは「稜線歩き大好き」と、何度も振り返りながら、長い手を大きく広げて気持ち良さそうに言う。白馬岳頂上宿舎で白馬岳ピストンをしてきたYSさんを休ませることなく、最後のハイライト、大雪渓に向かう。皆、アイゼン装着。が、思ったよりも雪が少ない。Oさんは雪を見て興奮したのか、何故か途中から走り出した。雪国育ちのY子さんは、全く効かない4本爪のおかげでオリジナルダンスを踊っているかのよう、そして時々、ドスっと鈍い音が…。YSさんは秘密兵器?12本チェーンアイゼン装着。Kは6本爪で、長い長い雪渓を下った。時々振り返ると、その急斜面ぶりに驚いたが、これを上るのはキツイだろうと思った。何しろ、休む場所が無い。が、もっと驚いたのは、5.6m横で、本当に大きな岩が上からサイコロの様にゴロゴロ転がってきた事だった。
白馬尻小屋で小休止後は、秋の草花を楽しみながら樹林帯を猿倉まで抜けて行き、全員無事に楽しかった初秋の岩稜帯縦走を終えた。

テング山荘前で夜明け またプリンを食べに行こう
雲海と朝日
白馬鑓ヶ岳登頂
杓子岳は全体的にこんな色&ザレ場
よっ!同級生
室堂の巨岩 それにしてもなんて青空!.
話題豊富なYSさん。帰りのバスでも楽しませて頂きました
おなじみの白馬大雪渓