・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

軍刀沢(グンダリ)女性4名の体験談!

2015/05/17(日)〜05/17(日)
報告者
松木・三浦・森・安原
山域
奥多摩・南秋川流域
ジャンル
沢登り(バリエーション)
天候
晴れ
行程
報告

★女性4名 ドキドキ沢デビュー体験談・感想です。

■M木さん(さそり座 B型)
「き・・気持ちわる~・・」
シューズに水が入ってくる感覚・・・水は思っていたより生ぬるく、雨の日に破れた長靴で水たまりを歩くような感覚がたまりません。大西さんから「岩の茶色い箇所が滑るから気をつけて」とアドバイスが。そう言われても、初めて履いたフェルト底のフリクションを信じれる方がおかしい・・・ので、暫くは探りながらの歩きとなります。

 危なっかしい歩きを続けて行くと「滝」のお出まし。ホールドは見える部分以外に水流の中にもあるため、先行者のムーブを見ることがカギ。クライミングとの共通項は「岩の弱点探し」「バランス」で、それほど力は必要ありません。ただ、自分の登れる範疇か否かを見極めることが難しく、初心者は時間がかかっても無理せずロープを出した方が安全と感じました(捻挫しただけで全員停滞となってしまいます)。

 一番面白かった滝は、水の落ち口にチョックウッドのある滝(ほぼ全員がロープでビレイ)。途中スラビーな傾斜で少しいやらしい箇所を抜け、ウッドを掴んで身体を上げるのですが、これが思いっきり水流に叩かれます。「うひゃーパンツびしょびしょ~!」
 3回転びました。1度目は肘と腰をしこたま打ち、2回目はズブズブと潜り、3回目は丸太から滑って・・・まるでドリフのようでした。
ルートファインディング、私はまだ余裕がありませんが、B班の横山さん・森さんとの地図読みも興味深く、地道にコツコツです。

 山力を総動員しての「沢登り」という行為は、奥が深くリスキーなだけに人引きつけるのでしょう。自力で行けたら達成感はハンパないと思いますが、私がガチで取り組むには残念ながら時間が足りない気がします。まだ、乾いた岩への未練は捨てがたい・・です。

(参考までに・インナー/モンベルジオラインタンクトップ、ユニクロヒートテックタイツ、シャツ/ラッシュガード+速乾性Tシャツ、パンツ/ハーフパンツ、途中フリースベスト着用)

■M浦さん(やぎ座 A型)
今回は、初めてと言う事もあり驚きの連続でした。まず、滝(岩場)の登り方・ロープワーク・その場に応じた道具の使い方・へツリ等、沢登りの難しさを身体で体験する事が出来ました。何もかも初めての経験で、まだまだ“楽しかった”と言う所までは心の余裕はなく、緊張の連続でした。
今回、買い物から始まり、現場でもいろいろな事を教えていただきながらマンツーマンで手取り足取り指導を受けさせて頂き、本当に贅沢な山行の企画に参加でき感謝しています。
山登のジャンルも広がりました。これからも、いろいろな場所に行って体験し“楽しかった”と言う満足感が得られるよう頑張りたいです。
あと、体重が少しでも減らせれば良いかな…。と思いました。
本当に貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

■M森さん(てんびん座 A型)
 「泳げないから…と諦めていた沢でしたが、とうとうデビューする事ができました。
沢と言っても岩の上を歩き、無理な時に入るのかと想像していたのが、林道から数秒後には入渓、沢シューズに水が、タイツがズボンが下着が…と、衝撃的でした。

でもすぐに楽しさに変わり、5分後には病み付きになる自分を感じました。今まで沢沿いを歩いていて、音に景色に地形にどんなに癒されてきたか。

それがそのど真ん中に立ち、目に映る物すべてにワクワクさせられました。
一言では語れませんが、峠に到着する最後の一歩まで自然の営みを身体全体で感じ、知らないで終わらなくて良かったと強く思いました。
とは言っても非常に危ない遊びで、滑るわ滑るわ。足の置き方、重心の取り方、学ぶものだらけです。ベテランのY山さん曰く、沢は登山のすべての技術や経験を使って歩くのだよ。ハイ!頑張ります!
最後におまけがありました。ちっとも痛くないのに、翌日足が青あざだらけでした。  

■Y原さん(おとめ座 A型)
今年になって「沢」という言葉が頻繁に聞かれるようになり、女性の間でもにわかに熱を帯びてきたのに便乗、10年ぶりの沢山行に参加させていただきました。M澤さん、O西さん、みなさん、どうもありがとうございました。
グラグラ決まらない足場にビクビク歩いたり、転んで胸まで水に浸かったりしましたが、進んでいくにしたがい予定を決めない旅のようなすがすがしい気分に。日帰りの沢の経験しかない初心者ですが、そうそう、沢って怖いけど、こういう自由な感じが楽しいんだった、と思い出しました。この解放感爽快感は、ベテランの方々の心強い引率ゆえですが。
核心のチョックウッド(というんですね)の滝では、もう少しというところで足を滑らせ顔面シャワーを浴びるはめに。A井さん、すみません。確保していただいててほんとによかった。ヘラヘラしてた顔が一気に青くなりました。丁寧に歩かなければ。
ともあれ、楽しかったです。またよろしくお願いします。

☆今回の気づき(Y山さんのアドバイスより。合ってます?)
・水が跳ねていたらそこにはホールドがある。水の中の足場はたいていコケも削られていて滑りにくい。
・一度決めた重心は次のひと手が確実になるまでずらさない。下半身を不用意に動かすべからず。

頑張り屋のM浦さん 
ずっと前に一度だけ経験… Y原さん
ベテランY山さん 
いまさら説明は不要… 森が似合うヒグマさん
人定不定? SLです