屋久島・宮之浦岳
4月29日:安房6:00-(タクシー)-淀川登山口6:40/6:50~淀川小屋7:30/7:35~花之江河8:55/9:05~投石岩屋9:40/9:50~宮之浦岳11:15/11:50~焼野三叉路12:15~第二展望台13:10/13:15~新高塚小屋13:55(避難小屋泊)
4月30日:新高塚小屋3:50~高塚小屋4:50/5:10~縄文杉5:15/5:35~大王杉6:00~ウイルソン株6:35/6:45~大株歩道入口7:00~楠川分れ7:45/7:55~辻峠8:40/8:45~太鼓岩8:50~辻峠8:55/9:00~白谷小屋9:25/9:30~白谷雲水峡バス停10:15/10:42-(バス)-宮之浦11:20
4月29日:淀川登山口から宮之浦岳を日帰りで往復する行程が一般的だが、10時間程かかるので新高塚小屋泊りで、白谷雲水峡までの縦走コースとした。
淀川小屋から徐々に登りになる。高盤岳展望所からトーフ岩が良く見える。花之江河は高層湿原の南限だそうだ。時折、花崗岩の岩場が現れ、ロープを掴んで登る。投石岩屋を過ぎひと登りすると稜線状になり、ようやく宮之浦岳が見えてくる。栗生岳の急登を終えると頂上も近い。宮之浦岳の頂上にはたくさんの人がいた。360度の大展望だ、永田岳が間近にそびえる。草原状の斜面をしばらく下り振り返ると宮之浦岳が高くりっぱにそびえ立っていた。樹林帯に入り、シャクナゲのトンネルを行くとまもなく新高塚小屋に着く。比較的早い時間だったので、小屋には5,6人しかいなかった。しかし最終的には満室(40人位)なった。
4月30日:日の出前に出発。高塚小屋には1時間程で着く。目的の縄文杉はここのすぐ下なので明るくなるまで時間調整をして、出発。縄文杉は実際に眼で見るとすごく大きい。写真が撮れる明るさになるまでしばらく待って撮影。早朝なので人影もまばらだ。昼間は縄文杉を目指して大挙して押しかけるため、展望台では「停まらないで下さい」と言われるそうだ。
縄文杉が見つかるまで一番大きいと言われた大王杉を過ぎ、ウイルソン株へ着く。株の中は空洞で水が湧き出ていて神秘的だ。
大株歩道入口に降り立つとトロッコの軌道が敷かれた平らな道になる。そろそろ縄文杉目指して下から上がってくる人達とすれ違いが始まる。一応登り優先なので、すれ違うたびに避けるのでたいへんだ。楠川分れで軌道が伸びる荒川口と分かれて辻峠目指して上る。上りついた辻峠から太鼓岩を往復する。
苔の森を通って白谷山荘に降りる。ヤクシカが人を怖がらず平気で近づいてくる。ここから観光地白谷雲水峡が始まる。「もののけ姫」の舞台のモデルになった所だ。渓谷の中には花崗岩の巨岩や苔むした岩の間を清流が流れる。さつき吊橋で左岸に渡ると終点も近い。バスを30分待って宮之浦港へ向う。