・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

岩木山 長平ルートと嶽ルート

2010/04/18(日)
報告者
伊達定治
山域
岩木山 北面
ジャンル
山スキー
天候
曇り、時々小雪
行程

・2日目は山頂は雲の中、まず北面に延びる長平ルートへ滑走。
 更に、岩木山山麓をほぼ一周する春スキーバスにて回遊し再度8合目へ上がり、岳ルートを今度は羽黒へと滑走し、帰宅準備。

報告

<行動詳細>
4/18日(日)天候:高曇りだが昨日より悪化
・am8:30昨日と同様ペンション前からバスに乗る、今日は人出が多いようだ。
・am9:15 岩木山8合目バスターミナル着(料金¥1100円)。
 天候曇りではあるが冷え込む、今日はリフトは動かない。
・スキーを担いで登る事になるが、監視員がアイゼン等の装着を勧告している。
・リフトトップへ向けキックスッテプを切りながら登る。
・am10:25リフトトップへ着く、ここからは昨日の百沢コースとは逆の北東へ火口淵を一旦下降するするが視界が悪く用心する。
・上り返して前進すると雪中に小屋の屋根らしいが出ているam11:05、ここが長平コースと弥生コースの分岐で小さな手造り案内板が刺さっている。
・岩木山山頂直下の岸稜帯を縫うように北方へ前進する。
・岩稜帯を過ぎると片斜面のトラバースとなる、吹雪で視界が効かず左斜面への滑落や、右斜面からの雪崩に神経を払い不安が増す。
・しかし、さぞや快晴であったら素晴らしい景観と斜面となり即滑走する事だろうと思えた。
・すると後方で滑落の悲鳴が聞こえ振返ると、女性が落ちていく、5,6m程で止まり怪我もなさそうだが、我チームメンバーではなかった。

・我チームとの間に他パーティーが割込んで来ている事に驚き、反省し歩を緩める。
・暫らく下がると吹雪きも止み、視界が開けてきた西法寺森への斜面と思えるところで滑走モードへ切り替える、am11:18滑走開始。
・am11:35西法寺森の山頂(1266m)一服する記念写真など撮り、これから大鳴沢沿いに長平コースを12:00に滑走する。
・斜面も緩やかでノンビリと滑る。天候は薄日が差したり曇ったりの状態であるが、視界良好である。もう終了したゲレンデ内も静かな雪の草原状態となっている。
・終点は「ナクア白神スキーリゾート」へと降りる、一旦休息しのんびりして下った。12:50滑走終了。
・岩木山春スキー巡航バスの始発点でもある、ここから再度巡航バスに乗車し13:40発、岩木山山麓を8割方回りこむ、即ち北面→東面→南面→西面に差し掛かるとスカイラインへ入り8合目バスターミナルへ着く14:55分(料金は1700円)

・昨日と同様、嶽コースへ15:10滑走する、ブナ林を抜けたところから、羽黒側へと入りペンションへ戻る15:30着。

・ペンションではノンビリしては折れない、早速スキー用具を宅配便で送る為の荷造りを行なう。
・一通りの片付けを済まして温泉で汗を流し、やっとノンビリとする。
・17:45分、ペンション前からローカルバスで弘前駅前へ向う。
・帰路も弘前駅前からの21:20発の夜行バスである。

・岩木山山スキーコースは4ルートがあるが、今回は天候状態が快適といえず3ルートを滑走した、残る弥生コースは次回となった。

以上

8合目へ向うバスの中より、スカイラインの車窓
8合目バスターミナルより、板担いで登る
キツイ斜面だがラッセルするほどで無いので助かる
動かないリフトトップに到着する。
ガスの中、岩木山山頂直下 岸稜帯をトラバースする
弥生ルートと長平ルートの分岐、ここを見誤ってはならない
草原状の雪面となり、ここで滑走モードへ切り替え、滑り出す。
振返ると滑走してきた岩木山の北斜面が薄いガスの中に望める。
西法寺林山頂で記念写真、右から3番目が私。
疎林の中を思い思いに滑走するが、快適な斜面とはいえない。
ナクア白神のゲレンデトップに出た処。
「ナクア白神スキーリゾートホテル」、ここがバス発着所
再度8合目バスタームナル上り、岳コースにて滑り納めとする
ペンション裏へ滑り込み、辿り着いた。