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春の涸沢キャンプと北穂高岳 : 2019/04/28 (日)〜04/30 (火)
報告者 吉村繁明
山域 涸沢 北穂高
ジャンル 残雪期登山
天候 晴れ、最終日雨
行程 4/27(土)夜 東京発 深夜 沢渡にて仮眠。
/28(日)沢渡5:45〜上高地6:50発〜明神7:40〜徳沢園8:45〜横尾9:55
本谷橋12:05〜涸沢15:20
/29(月)4:00起床〜涸沢発6:30〜北穂高岳山頂9:40〜涸沢12:00.1345
発〜本谷橋15:00〜横尾16:10
/30(火)4:00起床〜横尾発6:50〜徳沢園7:45〜明神8:45〜
上高地9:45


春の上高地と残雪期涸沢テント泊を以前からしてみたいと考えていました。せっかくの慶祝10連休を有効に使うべく過去の山行記録・岳人・山荘・警察からの情報を得る内に北穂高岳アタックを含むプランになりました。装備の重さを覚悟しましたが、幸いT田さんが一緒に参加してくださることになり少し気が楽になりました。前日、車で東京を出発し深夜に沢渡に到着。ライダーズハウスにて仮眠。横になれる横になって4〜5時間寝ることができ翌日の行動が随分楽になりました。ジャンボタクシーで上高地に入る。上高地久しぶりです。天気は良好。1日目の涸沢に向け歩き始める。さすがに連休、徳澤園にもテントが多く張られていました。徳澤園自体も、テラススペースができたり宿泊棟が増築されたような気がします。いつ来ても気持ちの良い場所です。横尾から雪を踏むようになり、河原歩きを終える所でアイゼンを装着し12時に本谷橋に到着。積雪の涸沢を夏の雪渓歩きのように歩く。ツアー登山者も多く登る人で列ができる程です。久振りのテント泊、ザックの重みが増す中、大量の汗を流しながら着いてからの生ビールを楽しみに、確実に歩くが、小屋の吹き流しが見えてから中々着かない。辛い!何とか3時過ぎにテン場に到着、既に多くのテントが設営されている。設営後、涸沢小屋のテラスでビールで乾杯。陽が長いため穂高の稜線と明日登る予定の北穂沢の雪の着き具合とルートをじっくり観察。上部は相当な急登です。明日は、雪の締まっている出来るだけ早めの出発を決める。夕飯は、鶏肉と野菜の○○○風鍋とTさんがボトルに入れて持ってきた焼酎で体を温める。夜は思っていたよりは寒くはない。夜から早朝にかけてかなりの強風であったが、朝の出発の時間にはおさまり天気も良く状態は整う。奥穂・北穂に向かう登山者に対して県警隊員が装備を目視しながら、気温上昇に伴う雪崩への注意喚起と早めの戻りを促している。両方の尾根からはまで雪が雪崩落ちていない所もあり、急登が連続することから落ち着いて休憩をとるところも限られる。それでも沢を直登している感があるからか、3時間で北穂高岳山頂に着くことができました。小屋とテラスも半分は雪に埋まっていました。槍ケ岳・大キレット他の展望を十分に楽しむことができました。気温が上がってきたことも気になり、急登を下山開始。降りはじめは、後ろ向きで一歩ずつ慎重に下る。登りよりも神経を使います。テント場まで3分の1くらい残したルート上で2人パーティの一人が、柔らかくなった雪に足を取られたかアイゼンをひっかけたか分かりませんが、倒れこんでいました。様子を見るとの事でしたが、自分たちがテント場に戻ってからだと程なくヘリ搬送になりました。事故は、少しの油断と不注意で自分たちも紙一重であると痛感しました。本当なら、テントの中で涸沢のまったり時間を過ごしたい所ですが、明日は、雨予報のため、雨に降られた雪の上を歩くのを避けるため、今日中に横まで下山を決める。4時過ぎには、横尾に到着。
夜からかなり激しい雨を感じる。テント撤収も時間がかかる。避難小屋の軒先まで荷物を運びパッキング。久し振りにレインウエアーを着て歩くことになりましたが、10時前には上高地バス停に到着しました。
雪のある時期の北穂高は初めてでしたが天候に恵まれ、平成最後の山行にふさわしい経験になりました。T田さん、お疲れさまでした。
追伸:下山後、沢渡のともしび宿(兼ライダーズハウス)で300円で温泉に入り連休前半の山行を締めくくりました。帰りの高速道路も連休の中日に近く天気も良くないせいか、渋滞も予想以下で夕方前には調布に帰ることができました。