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蓮華岳 丸石尾根周回 : 2018/04/22 (日)
報告者 森(多)
山域 北アルプス
ジャンル 雪山
天候
行程 4/21(土)調布〜大町温泉ゲストハウス浮世絵泊 4/22(日)ゲストハウス4:40〜扇沢駐車場5:00/20…丸石尾根取り付き5:25…2400m付近岩峰下9:40…蓮華岳12:55/13:20…大沢下降始13:25…大沢小屋15:35…扇沢駐車場16:30〜大町温泉〜帰京
報告 残雪時の蓮華岳丸石尾根周回は、リーダーより昨年から聞いていた。日帰りでは行程長く、岩峰での雪壁を登り、針ノ木小屋手前での急降下等、天気と雪の条件次第によっては、私にはかなり厳しい山行になりそうだ。前日は体力温存の為ゲストハウスで素泊まりし、天候の安定を確認し山行に及んだ。
扇沢総合案内センターの裏の橋を渡るともう丸石尾根の末端で、そこから取り付く。少し藪っぽいが雪が有り安心する。最初から急登で早々にアイゼンを装着。気温が高いので雪解けが進み低木が引っかかり歩きにくい。今日は1400mから2800mまでただひたすらに登るのだ。2200m位でやっと少し傾斜が緩くなる。2300m過ぎた所でテント1張有り。2400m岩峰が近づくと、そのパーティー4人が岩峰を懸垂下降しているのが見えた。基部ですれ違うと30〜40代の男2女2で若くて羨ましい。我々はブッシュ混じりの岩峰の左側の雪壁のルートを取り、雪の状態が良くなかったので40mロープ2ピッチで登った。最後の数mは雪が緩んでいて緊張した。それからも山頂まではまだ遠く、そのうちにガラ場となり私はこの辺が一番辛かった。東稜と合わさり稜線に乗ると、ようやくなだらかになり蓮華岳が見えた。ライチョウも出現。休憩を多めに取り歩き始めて7時間半、山頂到着。素晴らしい展望だ。暖かく風も弱い。きつかった登りの分、残雪の雪景色を思う存分楽しんだ。眼下の鞍部では、針ノ木方面からの山スキーヤー数名が大沢をドロップ・イン。我々も大沢下降を決めた。下り始めは急で下が見えない。慎重に下っていたが滑りやすい雪質で斜度がきつかったので、ここでもロープを出し3ピッチ。私は初めてスタンディングアックスビレイをした。その後は軽快に下っていく。リーダーいわく、雪崩の心配も無し。もういい加減飽きた頃に大沢小屋が見えた。ここから扇沢までは踏み抜きや重い雪に疲れた1時間だった。
今回初めての経験もあり、行程も長くとても充実した山行となった。しかし雪山日帰りを楽しみながら歩くのは、この位を自分のMaxにしておこうと思った。

*宿泊した大町温泉郷の「ふるさと村ゲストハウス浮世絵」http://ukiyoe-kan.comは、普通の旅館を手を入れずに素泊まりのみのゲストハウスとして、今年4月より始めたばかりの宿。サービス業経験ない若いおかみ(元看護師今整体師)なので頼りないがむしろ楽。素泊まり2700円(寝具付)。3~6人の男女相部屋、一部女性専用も有。グループなら相談次第の様。かつての食堂は持ち込み自由のフリースペースで常時使用可。電子レンジ、電気ポット有。火気厳禁。シャワー200円(浴場でのシャワーのみを使用)。歩いて2~3分の薬師の湯割引券(500円)有。ネットの申し込みもあるが、電話の方が臨機応変に対応してくれる。信濃大町・扇沢付近や以北の登山の前泊の選択肢に入る。

今日は登りが長い

辛い急登が続く

岩峰の手前2300mに1張

2400m付近核心部の岩峰、左側を登る

途中からロープ出し2ピッチ

難所を超えると爺や鹿島槍が大きい

東稜に乗り蓮華岳が見えた

ライチョウのお出まし

山頂到着

立山・剱をバックに

剱岳

針ノ木岳(正面)と大沢を下る山スキーヤー

吸い込まれるように大沢を下る

途中から3ピッチ 緊張する

大沢のノドに向かって

大沢小屋と針ノ木雪渓