川苔山

朝の天気予報では午後から雨だが、出かけることにきめた。
川乗橋では数人が降りた。我々はストレッチをして最後に出発する。
舗装された林道は強い日照りで暑かった。細倉橋を渡って登山道に入り、ほっとして歩く。
百尋ノ滝の滝壷への道が修復されていた。先に追い抜かれた若い男女の二人が太極 拳のスタイルで滝に向いていた。修行者だったのだろう。
１１時ころから曇り始め、１２時ころ尾根で休んでいるとき、ポツポツと降ってきたのでカッパを 着て歩き出す。雨はだんだん激しくなり、落雷が遠くに聞こえてきた。雷が近 くに来たころ小屋が見えたので逃げ込んだ。
トタン屋根はところどころ雨漏りがあったが、それを避けて場所を確保して昼食をとる。雷は５〜１０秒で鳴っ ていたが、ときどき直ぐに鳴ることがあった。
食事を済まし落ち着いたところで、鳩ノ巣駅コースを下りることにした。１０分も下ると雷が遠くなり、気持 ちが楽になった。
大根ノ山ノ神に着いたころには、雨はすっかりあがっていた。
ここからの下りは段が多くきつかったが、人家のあるところから舗装された坂 道になり、こちらの方が疲れた脚にはつらかった。
そのまま駅近くの温泉に入り、ソバを食べたら元気になった。